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出会いと絆
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『パニック障害』体験記 ~それでも空はひろがっていて、雲は流れていく~

パニック症(PD=panic disorder 、旧名「パニック障害」)という病気を知っていますか? それは、俺にとって 「 恩師 」 です。だから俺は “ 完治 ” なんかより、ずっと先まで歩くつもりです。

“ターニング・ポイント”。 


ある人の言葉を受けて、
俺のここまでのパニック障害との道のりにおける、

“ターニング・ポイント”

って、どこだったんだろう・・と、考えた。





いくつか、思い当たることはある。


一番の“底”で「もう何もできない」と思っていた頃、
いつしか・・・
野球 だけは取り戻したい、このまま終わりたくない」と思い、
勇気を振り絞って野球の練習に再び参加してみて、何とかなって・・・

それから、また毎週なんとか練習なら行けるようになって・・・

「何にも無くなった」と思っていた状態から、
“週に1回だけ、ひとつだけ”でも“楽しみ”を取り戻せた事は、
その頃の俺にとって、とてつもなく大きな事だった。

もちろん、そんなにすぐ、ラクにできるようにはならず、
しばらくは、おっかなびっくりプレーしていたけど、
それでも、小2から始まった俺の今までの野球人生の中で、
「ただの野球の練習」を、あれほど毎週楽しみにしていた事はなかったと思う。
練習中も、怖い目にはそれなりに会ったけど、いつもすごく楽しかった。


まずは、それがひとつ。







あと、ある本との出会い。( ※ 詳細は、71ページ 『経緯』25 ~ )







そして、ある女性との出会い。







最後に、「逃げる」という事の大切さに気付いた事 だ。


・・実は、この内容、これで書くの3度目なんだけど(笑)。




俺は、子供の頃から、たくさんのマンガやドラマや映画を観て育ってきて、
「逃げる事は、恥ずかしい事」
もっと言えば、
「逃げる事=人間失格、ダメ人間」
くらいに思い込み、大きな勘違いをしていた。

周りの大人も、マンガやドラマのヒーローも、
「逃げちゃダメなんだ」
と、よく言ってたからだ。
見事に刷り込まれ、勘違いし続けていた。



確かに、逃げちゃいけない、「ここ!!」って時はある。

マンガもドラマも映画も、主人公にとって「ここ!!」って時の物語しかやらない。
だから、見事に勘違いして覚え込んだ。

実際の生活や人生では、「ここ!!」って時ではない、
それほどでもない時は多い。
だから、今が、怖くても何がなんでも戦うべき時・・「ここ!!」って時なのか、
そうでないのか、の判断が常に必要だったのだ。



俺はその判断の工程が必要なことを知らなかった。

パニック障害になり、発作が頻発して怖くて怖くて仕方ない時も、
“無条件に”、
「逃げちゃダメなんだ・・!」
と、戦いを挑み続け、連戦連敗を繰り返し、病気をこじらせていった(笑・・バカ)。








・・・それでやっと、いつの日か、ふと気付いた。

「逃げればいいんだ」・・・・・(笑)





まず、落ち着いて考えてみれば、

全ての勝負事には・・ギャンブルでも野球でも経営でも何でも、
「ここは無理せず引くべき時」と「勝負をかけるべき時」がある。

いつでも常に、
「逃げちゃダメだ、戦え!!」とか、あり得ない。

そんなやり方していたら、絶対に勝てない。
あのダルやマー君でさえも、全試合、全球、ストレート真っ向勝負!!・・とかやってたら、
きっと、1勝もできないだろう(笑)。

別にヒットを打たれてもいい場面もある。
フォアボールでリスクを回避したほうがベストな場面もある。










俺が「逃げていいんだ、逃げる事も重要なんだ」って、
パニック障害のおかげで気付いてから、だんだんと分かってきたのは、


「逃げちゃいけない、戦わなきゃいけない」って思い込みは、
致命的なほどに、心の柔軟性を殺しているって事。


だから、「逃げてもいい」って選択肢が常に用意できるだけで、
柔軟な対応や行動もできるようになった。





そして、

俺がこの関連の中で、一番大きいと感じたのは、

『「逃げる」という道を知っているからこそ、
 “挑戦”していける事がたくさんある』


って事だ。




時には、「逃げる」事のほうが勇気がいる時もある。






やったことないから本当の事は知らないけど、
「登山」なんて、まさにそうなんじゃないだろうか。

天候や自分の状態・・いろいろ判断しなくちゃいけない。
そこで、「引く事を知らないやつ」・・「逃げる勇気が持てないやつ」は、
きっと、いつか必ず山で死ぬんだろう、と思う。















パニック障害も同じだと思う。


無理に戦いを挑んでも、ただ逆効果に終わるだけだ。

認知行動療法でも、「逃げる(引く)」選択肢も用意してこそ、
少しずつ、少しずつ、無理なく挑戦していける。

逃げる事は恥ずかしい事じゃない。
逃げる事は、絶対に重要だ。

大切なのは、
今は「逃げてもいい時、逃げるべき時」か、「戦うべき『勝負どころ』」なのか・・
の、判断だ。
そして、そういう判断の工程をちゃんと自分の中に常に設ける事だ。
無条件に「逃げちゃダメだ・・!」ではなく。




心はやわらかく、しなやかに、
いつでも突っ込んでいくのではなく。

時に、
逃げることは、しなやかにかわすこと。
無駄なリスクをとらないこと。









俺はそう思う。

そういう事に気付くのが遅すぎて、俺はこじらせてこうなってしまった(笑)。




だから、それにやっと気付けた時が、
大きなターニング・ポイントだったかな・・・・・。















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category: 俺の“ターニング・ポイント”

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