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出会いと絆
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『パニック障害』体験記 ~それでも空はひろがっていて、雲は流れていく~

パニック症(PD=panic disorder 、旧名「パニック障害」)という病気を知っていますか? それは、俺にとって 「 恩師 」 です。だから俺は “ 完治 ” なんかより、ずっと先まで歩くつもりです。

パニック症と、就職活動。 


一年ぶりにバイトを始めて一週間が過ぎた。

仕事のことについてはまた改めて書くとして、
今回は “ 就職活動 ” について書く。



俺は長い間、フリーターをしている。
もう、フリーター歴15年くらいになるかな。
短期や学生時代のバイトも入れれば、おそらく20か所前後の職場で働いてきた。
もちろん、それと同じだけ、“面接”も受けてきた。
が、自慢じゃないが、面接で落とされたことは、ただの一度きりだった。

俺は体育会系でハキハキ話すのは得意だし、
“利発そう”ぶる、のが結構お得意だ。
正直、バイトの面接くらいならチョロイと本気で思っていた。



しかし、今回の就職活動では、今の仕事に就くまでのわずか数か月間で、
なんと6連敗した。(1社、辞退含む)

もちろん、歳のせいもあるだろうし、
その他にも、たくさん不採用の理由は考えられる。
だけど、やっぱり大きく影響したのではないかと考えられるのは、
『 PDのことを全て正直に伝えたこと 』
・・だ。
6連敗のスタートとなった最初の面接では、
派遣先の面接官の方に、その派遣先の会社の草野球チームへの入部まで誘われ、
人材派遣会社の担当の方にも、「決まりでしょう」と言われていたのに、
面接後、人材派遣会社の担当の方と世間話をしていた中で、うっかり、
本当にちらっとPDの話を出したら、次の日、不採用の連絡が来た。



そんなことがあって、
そのあとの面接から将来やりたいことの参考にするため、
“ あえて意図的に全部伝えてみた ”
という面は、それなりにあった。

『 PDと就職 』 を考える上で、経験とデータが欲しかった。
PDだと伝えた時、面接官や会社から、ひいては「社会」から、
どんな反応が返ってくるか、どんな結果になるか・・・
実験を重ねてみたかった。


数回の実験の結果、
俺の中で、だいたいの答えは出たんだけど、
最近、俺の出した答えとは少し角度の違った興味深い話を、幸運にも聞くことができた。
“その話”を、みなさんにも聞いて参考にしていただけたらと思う。






かげ






この話は、某人材派遣会社に勤務する、とある一正社員の生の話だ。




「 今まで、面接にパニック症の人が来たことはありますか?」

「 はっきりと病名まで言う人はいなかったけど、
 “ 心の病 ” だと伝えてくる人は結構たくさんいました。」




「 そういう人を採用しますか?」

「 私は一人も採用したことがないです。」



「 それはなぜですか?」

「 病気かどうかが問題なのではないんです。
 そのことをわざわざ面接で伝えてくることが問題なんです。」
「 そんな不利なことを伝えてくる時点で、
  “この人は乗り越えていない”とみなすしかない。
 自分自身が、まだ大きな不安を抱えていると判断するしかない。
 そういう人をお客様のところへ派遣することはできないんです。
 自分のもとで働いてもらうのとはわけが違うんです。」









繰り返すが、これは、あくまで、
某派遣会社のとある一正社員の言葉だ。
これが全てでは決してないだろう。

だけど、俺はすごく納得した。
派遣会社側に立てば、もっともな話だと思った。




平たく言ってしまえば、たぶんこうだ。

「 病気であろうがなかろうが、
 ちゃんと働けるかどうか、自ら不安に思っている人は雇えない。」


つまりは、カミングアウトが “ 保険をかけている ” と取られている。
不利を承知でカミングアウトしてくるってことは、
まだ予防線を張らなくてはならない状態であって、
自信がなく、不安なんだな・・・
そう取られている。
こっちの気持ちや意図とは関係なく・・・・・。



俺は“PD患者側”の人間だ。
働くのが不安なのは、この身をもって痛いほどよく知っている。
・・不安に思わないわけがない!!!
俺は、前職の勤務初日前日はほとんど眠れなかったし、
最初の1ヶ月くらいは毎日、
あまりの緊張で陰に隠れて「おえっ・・おえっっ・・・」・・何度もやっていた。
発作も起こしそうになった。

不安に思わないわけがない。
そうだよ、不安だよ、怖いよ。
カミングアウトしてそれでも雇ってくれて、
みんなが理解を示してくれて、何かあった時にはやさしく対処してくれる・・・
出来れば、本当に出来れば、
そんな職場に出会いたくて・・・・・
そんな職場に出会えれば、どれだけ心がまだ軽くなるか・・・・・
だから、不利だと重々承知で、薄い薄い可能性に賭けて、望みを込めて、
それでカミングアウトしてた、
そういう気持ちももちろんあった。





もちろん可能性として決して高くはないと思うけれど、
不採用になることを当然だと覚悟して、
めぐり会うまであきらめずに探せば、そういう職場も必ずどこかにはあると思う。
実際、俺もそういう職場に、ある意味ではめぐり会った。

世の中、いろんな人がいる。
その分、いろんな職場がある。



ただ俺は、今の職場での面接で“余計なこと”は何ひとつ言わなかった。
あっさり、即、採用された。






ひこうきぐも






何にしても、
『 自信感・不安感 』 は感じ取られているようだ。

PDとか、心の病とか、そこが問題ではなく。



「 ここにどうしても採用されたい 」 と思うなら、
やることはひとつだ。

入社しちまえば、こっちのもんだ。
あとは、なるようになれ。
初日で、発作起こしてクビになっても知ったことか。
自分を信じろ。
きっとできる。大丈夫。
・・・でも、大丈夫じゃなかったら、すみませんね~~♪
また代わりの人、探してね~~♪♪(笑)






・・・・・あぁ、
ちなみに俺はPDについて「乗り越える」という言葉を使うのは嫌いだけど、
今回の記事を補足するためにあえて使うならば、
「乗り越えてから、仕事をする」のではなく、
「仕事の、その体験を糧にして乗り越えていく」・・です。絶対・・・!!!











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category: ☆PDと、就職活動について。

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