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出会いと絆
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『パニック障害』体験記 ~それでも空はひろがっていて、雲は流れていく~

パニック症(PD=panic disorder 、旧名「パニック障害」)という病気を知っていますか? それは、俺にとって 「 恩師 」 です。だから俺は “ 完治 ” なんかより、ずっと先まで歩くつもりです。

パニック障害と、クソみたいなプライド。 


今日、『麦わら』の所属するチームの助っ人として、
草野球の試合をしてきた。

チーム名をMild nine (マイルド・ナイン)」という。
『麦わら』の中学校時代の野球部の連中がメインのチームだ。






このチームは、俺が所属する「レジスタンス」とは完全に真逆のチームだ。


試合前に準備運動をやってる人もほとんどいないし、
キャッチボールすらせずに試合に入る人もいて、
初めは衝撃的だった。

そんな、やる気ゼロのチームだから、
試合の度に「人数が足りない」と『麦わら』から出場要請のメールが来る。
俺を含めても9人揃わないことも多く、棄権することも少なくない。

「やめちゃえばいいのに」といつも思うが、
幹事体質の『麦わら』がいつも一人で頑張っている。



『麦わら』と野球をやりたいから声がかかれば行くけど、
正直言って、野球をやっていて楽しいチームではない。
一人ひとりは普通にいい人なんだけど・・・。













今日は5-7で負けた。

相手は一生懸命なチームだったけど弱かった。
ただ、それ以上にこっちは弱かった(笑)。

俺は3打数2安打だったけど、全くうれしくない。
2回も暴投(悪送球)してしまった。

俺のエラーをきっかけに一気に崩れた。
チームとしてモチベーションが低いから、崩れ始めると立て直す力がない。
最終的に、チーム全体で何個エラーが出たかわからない。







俺はこのチームでプレーすると、エラーを結構する。

どうしてもやってしまう。
「レジスタンス」でプレーするときのような“いい精神状態”に
なかなか、なれないからだと思う。

もともとハートが弱くデリケートで野球に向かない上に、
パニック障害の影響で激しく緊張するようになってしまったこともあり、
さらに力を発揮しづらくなった。




今日も動きが硬かったし、無駄に力んでいたみたいだ。

それでも、一番ひどかった頃の緊張・恐怖感を100だとしたら、
今日は20くらいだった。

だいぶラクにできたし、
自分ではそこそこリラックスできていると思っていた。

恐怖感もなく、「おえぇっっ」もなく、
進歩を実感していた。








ただ病状の進歩を頭で喜ぼうとしても、
悔しさがそんなものを吹き飛ばしてしまう。

このチームは苦手だし、俺にとっては力を発揮しづらい。
でもこのチームの試合で結果が悪いと、
何倍も悔しいし、すごくムカつく。

俺は野球が好きだ。
でも、俺は野球が下手だ。基本的に才能がない。



だけど、このチームの野球に対する姿勢を見たら、
このチームの人たちには、
絶対に「下手クソ」だなんて思われたくない。


誰かにそう言われたわけじゃないけど、
無意識にそう思ってしまう。

まあ、自意識過剰だし、被害妄想だ。
しかも、それで余計に悪循環にハマっていくからしょーもない。













でも、今日は少し違った。

ピッチャーの『麦わら』が結構リズム良く投げてたから
リズムを崩して申し訳なかったけど、
エラーの後、割とすぐに次のプレーに集中できた。

「下手クソと思われても、まぁいいか」とも思えた。
過去は切り離し、今に集中できた。
だからヒットも打てた。






俺には、クソみたいなプライドが結構ある。


仕事なんかもそうだった。
いつもどこかで、“デキる人”から転落したくなかった。

このクソみたいなプライドの数々も、
パニック障害に悪影響をおよぼしている
と俺は思っている。





だから、ここのところ訓練している。

職場ではバカだと思われたい。(俺は実際バカ)
野球も下手クソだと思ってくれて結構。(・・これはできれば嫌だけど)





おかげで最近、今までになかった心のラクさを手に入れつつある気がする。

本当に大切なプライドは捨てたら終わりだけど、
ほとんどのプライドなんてクソくだらないものだと気付いてはいた。
だけど、いつもどこかで必死に守ってきた。


今、やっと捨て始められた。
捨てるほど自由になれる気がする。















そんなこんなで、今日は悔しかったけど、
精神的にも病状的にも大きく進歩している実感はあった。

バッティングも悪くはなかったし、ま、いっか。

でも、なんかやたら疲労感が出てきた。
やっぱり緊張してたんだな。















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category: ◆パニック障害体験記

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