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出会いと絆
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『パニック障害』体験記 ~それでも空はひろがっていて、雲は流れていく~

パニック症(PD=panic disorder 、旧名「パニック障害」)という病気を知っていますか? それは、俺にとって 「 恩師 」 です。だから俺は “ 完治 ” なんかより、ずっと先まで歩くつもりです。

やりきった。 


昨日、緊張度「中ボス」の女性に、
贈り物を渡した。




そして、お礼を言った。

「確かに最初は苦手でした。
 でも、今はすごく感謝してるんです。
 ありがとうございました。」


すごく喜んでくれたので、うれしかった。
いつもツンツンした顔して、そういう空気感をかなり出してるけど、
ごくまれに、何かの拍子にカワイイ表情をする。(年上だけど)

・・あぁ、初めて会った。これは「ツンデレ」だ(笑)。


さらに、プラスアルファ、
言いたいことも、ほとんどしどろもどろだったけど最低限は言えた。

まぁ、この女性とは、
この2年間でまともに会話するのは初めてだったので、
その割には、ド緊張の中・・うん、頑張った。










そして、今日、満を持して「ラス・ボス」との戦いに!(笑)



「今日、勝負をかけよう」
そう決意し、戦場(職場)に向かった。

チャンスが訪れるまでは、仕事に集中しよう。
最後の最後で集中力を切らしながら仕事して、ミスでもしようもんならバカバカしい。

それは、8割方、実行できた。
けど、時々ふっと「どう勝負かけよう・・」と心が奪われると、
もうそれだけでド緊張して、
結果、何もしないうちに、かなり“緊張疲れ”してしまった。アホだ(笑)。

仕事自体もラクじゃなかったから、
終盤には、もうヘロヘロだ。







そして、ついに来た。
千載一遇のチャンス・・・!

周りに誰もいない場所で、一瞬、2人きりになった。
もう、ここしかない!いったれ!!


誘った。

仕事帰り、とある場所に来て欲しい。
渡したいものがある。話がある。
10分くらい、俺に時間をください。

・・・と。




OKをもらったけど、
その後から心臓がバクバクして、体中が熱くなって、
久しぶりに発作の感じを思い出した。

久しぶりに怖くなった。

「誘えた」という喜び、OKもらえてホッとした感じ、
でも、いまだ消えないすさまじい緊張感・・・ごちゃまぜで、おかしくなるかと思った。








(さっきから「中ボス」とか「ラス・ボス」とか、女性に対して失礼かな?(笑)
 あくまで、“緊張度”を表す尺度としてね。)




「ラス・ボス」とここで呼ぶ、その女性は、


『俺のパニック障害支援事業の上で、今一番、協力を仰ぎたい女性』 であり、

『話すのがすごく緊張するけど、ものすごく感謝している女性』 だ。



以前の別の日の記事の中で、それぞれ違う表現で書いたので、
別々の女性のようになってしまったが、それは「同一人物」だ。

それは、
昨年10月に俺が発作を起こして再発し、
「もうダメかも・・・・」
と、逃げ出しそうになったとき、
突然現れ声をかけてくれて、俺を助けてくれた女性だ。

(※320ページ、参照。)

彼女は、パニック障害患者だ。













待ち合わせ場所に向かう時、原チャを走らせながら、
空を見ながら、ゆっくり呼吸を整えた。





待ち合わせ場所に着き、彼女に話を切り出した。


緊張し過ぎて、かなりトバした。
自分でもかなりビックリするほど、よくしゃべった。
だけど驚くことに、少なくとも俺は楽しかった。あれだけ緊張してたのに。



渡す物も渡したし、
ちゃんと「Pコース」の説明も軽く出来たし、
言いたいことも全部言えたし、
雑談まで出来た。
その上、俺は楽しかった。




もう、上出来!!

これでもう思い残すことはない!!



K社で、やるべきことはやりきった!!!

スッキリした!!!








・・・さて、後は、
静かに、消えるように去り行くのみだ。

明日、あさっては、
心静かに仕事をしたい。















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category: ◆パニック障害体験記・2

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