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出会いと絆
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『パニック障害』体験記 ~それでも空はひろがっていて、雲は流れていく~

パニック症(PD=panic disorder 、旧名「パニック障害」)という病気を知っていますか? それは、俺にとって 「 恩師 」 です。だから俺は “ 完治 ” なんかより、ずっと先まで歩くつもりです。

一歩を踏み出すための一歩を踏み出すことができた。 


一人で3泊4日、台湾に行ってきた。初海外。


行きの飛行機やバスは大丈夫だった。
だけど、やっぱり簡単にはいかせてくれなかった。

台北に着いてMRT(地下鉄)乗ろうと台北駅の深部に下りて行ったら、
むあーっとした地下空間の中、
「アジアの雑踏」というか、
日本の人混みとはちょっと違う何かがある、
行く手から押し寄せるアジアな人々が放つ雑多なエネルギーに、
そんなエネルギーで充満された空間に、
俺は完全に飲まれ気圧され、
ついには発作ギリギリのところまで追い込まれた。
(後で気付いたけど、その日は日曜日だったし時間帯的にも混雑していて当然だった。)

MRTの改札まで辿り着いたものの、悩んだ末に逃げるように台北駅を「脱出」し、
急いでホテルへ戻り部屋に逃げ込んだ。
ベッドで落ち着こうと思ったものの、急に恐ろしく心細くなり、
「海外に一人」
忘れていた感覚・・しかも史上最大級の、発作を連れて来るあの孤独感に襲われた。
パニック障害になって10年。
今まで何とか踏ん張って一度も手を出さなかった頓服薬を初めて飲んだ。
どうしようもなく怖くなった。怖かった。
「これからどうなっちゃうんだろう・・」
あと、3日・・・遠く遠く感じた。





でも、次の日。
「今回の目的である、最低限のことはなんとかやろう」
そう心を奮い立たせて向かった先で、
俺にとってはきっと生涯忘れられない素晴らしい経験が出来た。
この旅で一番の感動の一瞬に出会えた。
ふいにたかれたフラッシュのように訪れたあの瞬間。
心が一気にばっと明るくなって、嬉しさがちょっとした爆発を起こしたようなあの瞬間が、
今回、全ての中で一番だった。
それは、一般的にはそんなにたいしたことではない、ありふれているだろう出来事だったけど。
でもそれでも、その後行った有名観光地、士林夜市や九フンよりも、
俺にとっては比べものにならないほどの最高の時だった。



あっという間に4日が過ぎ、無事帰ってきた。
「観光してきた」という感覚はほとんどない。
「体験」だった。圧倒的に。

この台湾での4日間は、
一歩を踏み出すための、準備的な一歩だ。
だから、まだほんの小さな一歩。
でも、大きな一歩になった。

帰ってきて、「自信がついた」、とかは無い。
むしろ、
「ついにスタートラインについた」
という感覚があまりにもリアルになって、
自分のこれからに不安が生まれた。
でもそれは今までとは違う種類の不安である気がする。
空はちゃんと俺に対してもひろがっているのを確認した。
不安と好奇心と子供のようなワクワクドキドキと、不安と・・・
いろいろ混ざった感情が胸にひろがるけど、
さて、これからの俺、一体どうなることやら(笑)。











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category: ◆パニック障害体験記・2

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