出会いと絆
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『パニック障害』体験記 ~それでも空はひろがっていて、雲は流れていく~

パニック症(PD=panic disorder 、旧名「パニック障害」)という病気を知っていますか? それは、俺にとって 「 恩師 」 です。だから俺は “ 完治 ” なんかより、ずっと先まで歩くつもりです。

『経緯』3 パニック障害と、失・野球。 


小さな頃は、キャプテン翼の日向くんにあこがれて、
「ボールは友達!」とか言って、(それは翼くんのセリフだけど)
袖を肩の上までまくって(日向くんのマネ)毎日サッカーボールを蹴ってた。

そんな、“キャプ翼世代”のサッカー少年だった。




小2の頃、引っ越してきた街が少年野球の盛んな場所で、
街にチームが5つもあった。

転校してきてすぐに俺も声をかけられ、
強引に?、いつの間にか、少年野球のチームに入ってた。

なんで野球をやる気になったのか全く覚えてない。

あんなにサッカーひとすじで、
野球なんか一度もやったことなかったのに。







そこからいろいろあったけど、今も野球を続けてる。

数年前からは、野球をやるために日曜・祭日休みの仕事を選び、
ほぼ毎週、草野球チームで野球をやっている。

実力はともかく、
とにかく野球が好きでしょうがない。

全く飽きないし、むしろ、どんどん楽しくなる。
野球は間違いなく、俺の大きな一部だ。
70歳まではやりたい。











・・・パニック障害になった。



最初は試合で影響が出た。

「試合中に発作が起きたら・・・」

プレー中に何度もよぎる。



走って息が切れると、
息苦しい感じが発作とオーバーラップする。

恐怖や不安からくる、過度の緊張が筋肉に影響する。

太ももあたりがやたらと重くて足が動かない。
体全体の動きが硬い。
ちょっと走るとすぐ息が切れる。









野球はめちゃくちゃメンタルのスポーツだ。

常に動きのあるサッカーやバスケと違って、
止まった状態から動き出す。

ピッチャーは止まった状態から投げるために動き出し、
バッターは止まった状態から打つために動き出し、
野手は止まった状態から打球にあわせ動き出す。




ゴルフやボーリング等といっしょで、
止まった状態から動き出すとき、
メンタルの状態がパフォーマンスに大きく影響する。


サッカーで言えば、PK。
バスケで言えば、フリースローかな。

プロのサッカー選手が、
普段なら、少なくとも枠を外すことなんてほとんどないのに、
大舞台のPKでは外してしまうことがある。

野球は、そういう、
“止まる→動く”の集合体のスポーツだ。





だから、
いくら草野球レベルでも、
常に発作にビビりながらプレーしていて、いい結果が出るはずもなかった。

特に守備は散々だった。

内野手は特に、ボールとバットが当たった瞬間・・当たる一瞬前に、
反射的に“一歩目”がきれるかどうかで
だいたい決まる。

そのためには、ほどよく積極的な精神状態と集中力が要る。





発作がいつも頭から離れない状態では、まあどっちも無理だった。

捕ってからの送球も、
体が重くてうまくひじが上がらず、暴投しまくった。

最高で1試合5エラーくらいした。

試合中、理性が崩壊して、どうにかなりそうだった。

打つほうもすっかり自信をなくして、
打席に入ると凡打のイメージしかできなくなった。







そのうちに、もうプレーの結果がどうこう以前に、

試合中に発作を起こして、
呼吸困難でぶっ倒れるイメージがどんどん大きくなり、

ただ試合に出ることが、どんどん怖くなった。




試合が怖いから、
大会の数日前から緊張し始めて、前日になるとあまり眠れなくなった。
たかだか、市の草野球大会の1回戦で、だ。


そして、段々と練習さえも怖くなっていった。










だんだん野球に行きたくなくなった。





だんだん野球に行かなくなった。













こうして、俺は大好きだったはずの「野球」を失った。















<18>
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