“一週間後”。
2012/09/01 Sat. 20:10 [edit]
帰ってきてから、もう一週間が過ぎた。
正直、無事に帰ってこられたら、
結構大きな自信を得られるとイメージしていた。
だけど、実際にはそうじゃなかった。
今回の旅は、すごくいいものだった。
でも、ただ単純に「楽しかった」という感覚ではない。
北海道で、
“脳内・不安スイッチ(笑)”をONにされたときの不安さ、心細さ、怖さは、
地元で感じるものとは、また一味違うものだった。
だけど、
不安で怖いときも飲み込まれず、
楽しくて気分がいいときも以前のようにフワフワせず、
ずっと、地に足が着いてはいる感覚だった。
足は着いてはいるが、
震えていたり、軽かったり、状態は様々だけど。
そして、帰ってきても、
旅と日常の境目がほとんどなかった。
以前なら、その境目にはそれなりの落差が待っていたのに。
今回はそこを、驚くほどすっと通り過ぎた。
帰ってきてこの一週間、仕事がかなりきつかった。
旅以来、体調が不安定で、
仕事中もいっぱい不安を感じた。
ただ、やっぱり足は着いていた。
北海道で感じた不安より全然ラクだったし。
これら全ての感覚が全く新しいもので、まだ自分でも戸惑っている。
だから、まだ上手く言葉にできない。
今回の旅で、イメージしていたようなわかりやすい自信は得られなかった。
だけど、何か感覚が変わったようだ。
「今年の夏は何か起こしたい」
そう思っていた。
まだよくわからないけど、何かは起きたみたいだ。
だから、本当によかった。
でも、本当にパニック障害って何なんだろう。
イメージと違っていく。
ゴールって何なんだろう。
病気というより、俺の一部なのかもしれない。
一生、胸の中にいるのかもしれない。
でもそれは、悪い意味じゃないと思う。
・・う~ん、謎は深まるばかり(笑)。
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category: ◆パニック障害体験記
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