出会いと絆
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『パニック障害』体験記 ~それでも空はひろがっていて、雲は流れていく~

パニック症(PD=panic disorder 、旧名「パニック障害」)という病気を知っていますか? それは、俺にとって 「 恩師 」 です。だから俺は “ 完治 ” なんかより、ずっと先まで歩くつもりです。

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『経緯』13 パニック障害と、“どん底”。 


2007年、5月末。





仕事を辞めて3ヶ月。




今、思えば、
仕事を辞めて人と話す機会が減ったこの時期に、
一気に病状が悪化した気がする。



前にも書いたけど、※『パニック障害と、「人と話すこと」。』(13ページ)参照

やっぱり、パニック障害は一人になったらダメみたいだ。
自分の世界に長居し過ぎて、
自分で負の感情をふくらませて、どんどん落ちていく。





もちろん、つい先日のツーリングでの発作も大きく影響した。













まず、「食事」

外食どころか、自宅での三度のメシも怖くなっていた。
いつも、食べ始めの、ひと口ふた口目はびくびくしていた。
途中で吐きそうになることもあった。

そうやって、無事食べ終えても、ぜんぜんおいしくない。
何食べても、「おいしい」って感覚がわいてこない。
栄養補給のために、仕方なく体に入れてる感じだった。



・・・というか、まったく腹が減らない。

だから、ぜんぜん食欲がない。
「食べたい」という気が起こらない。

この腹が減る感覚がない状態は1年以上続いた。


久しぶりに、
「・・・!腹が減った・・!!」
その感覚が戻ってきたとき、どんだけうれしかったか。










次に「睡眠」


眠っていると夜中にいきなり目が覚める。

当然、部屋の電気は消えていて、まわりは真っ暗。

目が覚めた瞬間、その闇を目にすると、
ものすごい大きな恐怖のかたまりが、頭の中に「ドんっ」っと落ちてくる。

もう何がなんだか分からないけど、
ものすごく怖くて、苦しくなる。


今もはっきり覚えている。
あの感覚は異常だった。

こうして寝るのも怖くなっていた。













さらに・・・。


これは気付いたとき、自分でもびっっくりしたんだけど・・・。

いつの間にか、笑えなくなっていた。



顔が固まって、笑えない。
笑いたいのに、ほうのあたりがやたらとひきつる。

久しぶりに野球部のやつらと会った時に昔話で盛り上がって、
すごくおかしくて、
口元はガンガン笑おうとしてるのに、ほうのあたりが断固として邪魔してきて、
もう顔がおかしくなりそうだった。

次の日、顔が筋肉痛になるという、
後にも先にもこの一度だけだろう・・・という貴重な体験をした(笑)。















前の職場で怒って発作が起きてから、
感情がたかぶるのが怖くて、全ての感情をおさえるようにもなっていた。

当然、つまらなかった。


感情が「怖い」か「不安」か・・・・・
そればっかりになっていた。








先のことに対して、「楽しみ」という気持ちが全くもてなくなった。

これは大きかった。こたえた。



1ヶ月先・・1年先・・10年先・・・・

イメージすると常に真っ暗な気分だった。


1分先でも、発作に怯えてた。

1週間先の友達との遊ぶ約束も、
“楽しみ”という気持ちもゼロじゃないけど、不安な気持ちのほうが何百倍も大きかった。




1分先でも、1ヶ月先でも、

先のこと・・・これから訪れる時間・・・・・
・・・「未来」は、
“発作が起きるかもしれない”という、

『ただの不安の対象』
という感じだった。











だから、ワクワクすることがなくなってしまった。

以前は楽しみなイベントがあると、
2週間は前からその日が来るのを指折り数えて、
すっごく楽しみに待っていたのに。



そういう自分を客観的にみると、哀れだった。

悲しかった。











パニック発作に対して、
“安全地帯”が完全になくなっていた。

四六時中、どこで何をしてても発作が起こる可能性があったから、
四六時中、発作にビクビクしていた。








そして、パニック発作でたくさんのものを失った。


日常生活がまともに送れなくなったのもつらかったけど、
一番こたえたのは、
俺がこれまで、生きがいにしていた大事なものを
根こそぎ失ったことだ。


自分自身をも失ったと思った。




野球もできず、旅にも行けず、
まともに食えず、
野球部のやつらと、ただ話すことでさえ不安がつきまとう。

まったく楽しくない。

何も楽しみがない。


俺のアイデンティティすら失くした。








この状態から、もう抜け出せないかもしれないと思い始めていた。

「ずっと、このままなら・・・」

生きていても意味ないし、
楽しいことなんてあるはずないし、
苦しいだけだし・・・・・




「消えてなくなりたい」・・・・・そう、よく思っていた。














どん底だった。















<41>
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